魚は本当にヘルシー? 〜続編〜

魚で頭が悪くなる

癌、精神機能退化、不妊症、性機能障害 − 魚の体内にある有毒素は水銀だけではありません。魚を食べるとPCB(ポリ塩化ビフェニル)も摂取することになります。大きな魚は小さな魚を食べるので、PCB濃度はさらに凝縮されます。これらの有毒科学物質を摂取することで、ガンのリスクが高まるだけでなく、精神機能の退化、性的健康も損なわれる恐れがあります。

  PCBは合成化学物質で、かつては作動液や油圧油、コンデンサ、変圧器などに使われていました。これらの毒素は、米国では1979年に、一部の完全に遮断された地域以外での使用を禁止されました。しかし過去の過剰な使用が、世界規模の環境汚染をもたらし、中でも魚の汚染が顕著なのです。

  PCBが危険なのはそのホルモン様作用で、神経組織を破壊し、癌、不妊症、性機能障害など、多様な病気をもたらすことです。*18)

毒素の蓄積能力 − 魚がこれらの残留化学物質を、体内の肉や脂肪に蓄積する能力は極めて高く、その蓄積能力は、彼らが住んでいる水の9百万倍と言われています。*19)あるバンドウイルカには2000ppmのPCB濃度が見つかりましたが、これは有害廃棄物の基準値の40倍にあたります。*20)

母乳が有害廃棄物? − イヌイット族(エスキモー)は食事の大部分を魚に頼っていますが、彼らの脂肪に蓄積されたPCBは15.7ppmありました。これは環境保護庁が規定する魚の安全濃度、0.094ppmをはるかに超えています。イヌイット族のほとんどは安全基準値を超えており、中にはその濃度の高さから、母乳や筋肉組織まで有害廃棄物に分類されるほどの人もいました。*21) 2002年、米国では38州が魚の消費勧告を出しています。*22)

PCBは頭も悪くする − イリノイ大付属獣医学カレッジのスーザン・L・シャンツ博士は、1992年から魚食者を研究し続け、年間10.9kg(一日30g)以上魚を摂取した人には、学習や記憶能力に問題があることがわかりました。(世界の平均では、魚の年間摂取量は一人18kgです)*23) 魚を多く摂取する人は血中PCBが高く、30分前に学んだ情報を思い出すことに支障がでる、と彼女は言います。
  「成人は胎児に比べ、PCBに感染しにくいと推測されていました。しかし、そうではありませんでした。」とシャンツ氏。魚を多く摂取する人の血中に、鉛、水銀、そしてDDE (DDT=ジクロロ・ジフェニル・トリクロロ・エタンが分解されて形成)が高い濃度で検出されたました。*24) 鉛は低い濃度でも、子どもに精神遅滞や身体障害を引き起こす恐れがあります。高い濃度は、学習障害、行動異常、発作、そして時には死を招くこともあります。*25)

養殖鮭は天然鮭より有毒 − 鮭は、天然がほとんど希少になってきているため、消費(米国)の80%は養殖場のものです。*26)養殖魚は天然魚を餌にしており、450gの養殖魚を飼育するのに、約2.3kgの天然魚(商業的に漁獲されたもので、人には販売できない品種)が与えられます。*27)
  これらの天然魚は、前述したように多量の有害物質を含んでおり、それを餌とすることで、養殖魚はさらに有毒となります。養殖の鮭は天然魚の2倍の脂肪がありますので、より多くの毒素を吸収します。*28)
  検査の結果、食材店などで売られている養殖の鮭は、天然魚よりも高いPCBが検出されました。*29)

養殖鮭のピンクは人工着色 − さらに養殖の鮭は、天然に似せるために、ピンク色に着色されています。この人工着色の事実が表示されていなかったために、2003年、ワシントン州で集団訴訟が提訴されました。科学者たちは、鮭に使われる染料が網膜損傷を起こす可能性を懸念しています。*30)
  そして2004年8月、ついにインディアナ大学の科学者たちは、業務用難燃剤が世界中の鮭から検出されることを警告しました。*31)
  鮭から検出されるこれらの毒素が健康に与える影響は深刻なものです。米国環境ワーキンググループ(EWG)は、(米国の)約80万人が、養殖鮭の摂取により、将来的に癌のリスクを負うことになる、と予測しています。*32)


〜次は女性と子どもへの影響について〜


魚は本当にヘルシー?
       −水銀の害−脳へのダメージ

       −女性と子供への影響〜胎児のIQが低下
       −大量の抗生剤がまねく将来の病気
       −市民の健康より業界の圧力

屠殺までの真実−魚


*18) Maggie Fox, “Farmed Salmon Heavy in Chemicals, Group Says,” 30 Jul. 2003, Reuters.
*19) John Robbins, Diet for a New America (New York: H.J. Kramer Publishing, 1998) 331.
*20) McKeown.
*21) Marla Cone, “How Contaminants End Up in Inuit Food,” The Los Angeles Times, 29 Jan. 2004.
*22) Oceana.
*23) Susan Schantz et al., “Impairments of Memory and Learning in Older Adults Exposed to Polychlorinated Biphenyls via Consumption of Great Lakes Fish,” Environmental Health Perspectives, June 2001.
*24) Jim Barlow, “Heavy Consumption of Tainted Fish Curbs Adult Learning and Memory,” University of Illinois News Bureau, 1 Jun. 2001.
*25) Barlow.
*26) Marian Burros, “Issues of Purity and Pollution Leave Farmed Salmon Looking Less Rosy,” The New York Times, 28 May 2003.
*27) S. Milius, “Carnivorous Fish Nibble at Farming Gain,” Science News, 1 Jul. 2000.
*28) Fox.
*29) Fox.
*30) Burros.
*31) Associated Press, “Traces of Fire Retardant Found in Wild and Farmed Salmon,” Billings Gazette, 11 Aug. 2004.
*32) Fox.

(source: PETA /GoVeg.com /FishingHurts )