屠殺までの真実

豚(ぶた)

権利を奪われた動物たち   近代農法以降、今のブタたちは、草原を走り回ることも、太陽を浴びることも、新鮮な空気を吸うことも、 本来の動物らしい生活を全て奪われ、人間の食卓にあがるために、人工的に産み落とされ、生かされ、殺されています。 汚い狭いケージにぎゅうぎゅうに押し込まれ、身動きもできず、気が狂い、体は疲弊します。 初めて太陽を見る日は、それは殺される時なのです。 coco-art.com

麻酔・鎮痛剤なしの断尾、断耳、去勢   本来ブタの赤ちゃんは母ブタのそばに数ヶ月いるものですが、畜産場では生後1ヶ月もたたずに母親から離されます。 尾を切り取られ、歯も半分にカットされ、耳も切断され、そしてオスは睾丸も切り取られるのですが、 これらの施術に鎮痛剤が使われることはありません。赤ちゃんたちは恐怖と激痛で悲鳴を上げます

  積み上げられた小さなステンレスの飼育籠(バタリーケージ)に一匹ずつ隔離される場合は、上から下へ、尿や排泄物が落ちてきます。 成長してケージが小さくなると、他の子ブタたちと一緒に、汚いコンクリート床のケージにぎゅうぎゅうに押し込まれます。 動くスペースは与えられません。本来きれい好きなブタが、糞便や嘔吐物の中で生きることを強いられるのです

生涯妊娠し続けるメス   妊娠したメスは、身動きも、手足をのばして横になることもできない小さな金属箱の中で、 悲惨な一生を送ります。糞まみれのコンクリートの上で、死ぬまで巣の温かさも仲間の愛情を得ることもできず、体が疲弊して妊娠できなくなり、屠殺場へ送られるまでずっと、人工妊娠し続けるのです。

piglets in cage 欧米が禁止に動いた残酷な慣習   出産後、母ブタは“分娩枠”に移されます。妊娠枠よりも狭くさらにひどい機械で、子ブタを授乳するための小さなコンクリート床がついているだけです。従業員たちは時々、母ブタが子ブタの授乳に疲れて休まないように、母ブタの足を開いて結び付けます。母ブタたちは動くことも許されず、床擦れを患うこともあります。この慣習はあまりにも残酷なため、フロリダ州、イギリス、スウェーデンでは既に禁止され、欧州連合でも2013年に禁止されることが決まりました。

気が狂う母   ブタはたいへん知能が発達した動物なので、このような長期の監禁状態はひどく退屈で、ストレスになり、気が狂う母ブタもいます。 ケージの棒をかんだり、水のボトルを異常なまでに押し付けるなどのしぐさはノイローゼとみられ、 このような精神異常が見つかれば屠殺場へ送られます。

7割は肺炎、大量の抗生剤   過密、風通しの悪さ、不衛生な環境では病気がはびこっています。 極度の湿度と糞尿から出る有毒ガスは、 呼吸器官系疾患を引き起こします。実際7割のブタはすでに肺炎にかかっています。 有毒ガスと不衛生から、感染症でも多くのブタが死んでいます。そして命をつなぎとめるために、 大量の抗生剤が投与されています。 また1/4は疥癬を患っています。 病気、運動スペースがないこと、また早く大きく成長させるための遺伝子操作により、 ブタたちはよく関節炎や他の関節障害を引き起こします。 小さなブタは、糞尿で固まったケージの細い板の隙間に足が挟まり、ひどい怪我を負うこともあります。

病気になれば餓死   病気になると、獣医に診てもらうどころか、多くは殺されてしまいます。多くの農場で、餌も水も与えずに放置し、 餓死させています。用のない小動物は殴ったり、ドアに投げつけて殺している場合もあります。

意識があるまま熱湯へ   妊娠できなくなると、屠殺場行きのトラックに乗せられ、 過酷な天候の中、何マイルも続く死の旅に連れ出されます。 たどり着くまでに、 夏の熱さで多くが息絶えます。冬には中で凍結してしまいます。生き残ったものの多くも手足が麻痺しています。 そしてまだ十分意識があるうちに、毛の処理のための熱湯に投げ込まれます。
  ブタの寿命は通常6〜9年もあるのに、オスたちはわずか生後6ヶ月で殺され、決して大人になることはありません。

〜つづく〜

(source: PETA /GoVeg.com)

動物の裏話−勇敢な豚